2005
12
16

トリュフ&ジビエ&ワイン会



芦屋市東芦屋町6-22パセオ芦屋1Fにあるレストラン タイスさん(0797-32-1110)で、年に一度のビッグイベント、トリュフ&ジビエ&ワイン会をしました。

今回はワインの状態が思わしくないものがあって7本も開いてしまいました。(写真右から)
●1.ニュイサンジョルジュ 1er cru ヴォークラン1988、アンリグージュ

ややコルクが浮き気味で抜栓前から少しいやな予感・・。抜栓して香りをかいだとたん“あれっ?”香りが広がらず味わいもへたっており明らかに健全ではなさそう。酸化?熱劣化?残念。

●2.コルトン ルナルド グランクリュ1992、ドメーヌ ミッシェル ゴヌー
“今度は大丈夫だろう”
といいながら抜栓、“むむむ?”香りは広がらずこちらは明らかにブショネ・・・。コルキーでミッシェル・ゴヌー唯一のグランクリュもブショネには勝てず。残念。

●3.エルミタージュ ラ・シャペル1985
3度目の正直で抜栓。“???”ちょっと??。
本来もっとあるであろう香りがやや弱く、広がりがない感じ。若々しいパワーは感じ、ワインのよさも感じるが微妙にコルキーなブショネを感じ素直にうまいとはいえない。余韻も短く味わいの深みもない。

しかし、開けてすぐに判断できるほどの悪さでもなく飲めないほどでもないのでレストランでこの状況に直面したらかなり悩ましい微妙なラインだというのが勉強になりました。
自分を信じて言うべきですが・・・。

時間の経過と共にコルキーさが露呈していきました。残念・・。

●4.ムルソー デジレ 2001 コント・ラフォン

仕切りなおしで“白”、私、古河のコント・ラフォンデビュー!
最初に香りをかいで“うわっ!”砂利のような、タンスから昔の服をひっぱり出してきた時のようなエグみのある香りが鼻をつく。
グラスを回し続けていると徐々に消えていき口に含むとかなりおとなしくナチュラルでとにかく繊細なバランス感覚を感じました。
まだまだ若く酸はしっかり、程よく枝っぽい苦味も感じこれが熟成していくとさらにまとまりあるまさにムルソーの王様に成長していくことを想像させるバランスのよさ。時間と共に甘い蜂蜜やおとなしいバター香、ムルソーらしいとろみが程よく出てくる。10年後が楽しみなポテンシャルを感じました。
白でもデキャンタしたほうが良い感じの白でした。

●5.ランジェリュス 1978 サンテミリオン

香りも複雑。ピーマン香はなくいい感じ。抜栓してまもなく楽しめるピーク全盛期といった状態。色は熟成によってややうすっぽくなっており味わいはまず滑らか。とてもきめ細かく余韻も口の奥までうまみを感じる。舌の両端から後頭部に抜けるうまみ。やや粘土質と甘みをかんじポムロールを思わせるスタイル。ボディも程よくこなれて病み付きになる魅力を感じる。

●6.コート ロティ ラ・トゥルク1992 E.ギガル 

E.ギガルの3大単一畑のうちのひとつ。まず、グラスからあふれんばかりの馬力あるシラーの熟成した野性味、複雑味ある香りに圧倒。濃い赤色で酸もアルコールもしっかりしており若くもなくいい感じで熟成していっている過程。このままいくとブルゴーニュに近づいていくといった奥行きとやさしさも出てきている。シラー独特の口に含んだときに実際の温度より低めに感じる個性も面白い。
まだ10年以上は余裕で伸び続けていく感じ。時間と共にマツタケのような香りも出てきた。

★★ここでソムリエ、小渕さんのご実家で作ったりんごを使ったお口直しのデザート。酸味が利いていてうまい!
意外とラフォンのムルソーに合う!

最後に野ウサギと栗、フォアグラ、トリュフ、芽キャベツ、むかご、巨峰、赤ワインなどなどを配したパスタ料理。安尾シェフの気合を痛感する本日のメインディッシュとと共に

●7.Ch.レヴァンジル1985 ポムロール 
一口目は意外とドライ。玄人うけしそうなおとなしいけどじわーと来る深み。華やかというより男っぽい。ランジェリュスよりも複雑な香りがたち高貴なポムロールの香り。徐々にワインが開いてくるにつれ甘みも出てきてジビエの野うさぎのパスタとの相性抜群!!肝や血の癖を前面に利用したパスタだったので口に含んだときのマリアージュはすばらしかった!これがワインと食事の相性というものか!と思うほど口に含んだときにうまく絡み合う。

年に一度の贅沢、夢のようなひと時でした。タイスの安尾シェフの料理は本当に絶品でした。近くにこんなすばらしいお店があって幸せです。


せっかくの超一流ワインもコルク不良などのリスクには勝てず・・。
ブルゴーニュに当たりはずれが多いことや熟成によるリスクが高くなっていくことを痛感させられました。
そこがワインの面白いところでもありますが・・やっぱり残念。
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プロフィール

ワインハウス センチュリー

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  • ワインハウス センチュリーのオフィシャルブログです。

    シニアソムリエ3名を含む6名のソムリエ資格保持者が常駐するワインショップ。

    阪神間を中心に、ワインを中心としたお酒の卸小売りの会社です!
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