2015
03
18

ギ・ド・シャセ、スタッグスリープ

生産者が続々来日されてます。

輸入元の方々より、嬉しいお誘いや店頭にお連れ頂く機会に恵まれいろいろとためになる経験させてもらってます。

直接お話しできると細かい疑問等をすぐにぶつけることができるので面白いです。


先日、ご来店頂いたシャンパーニュ メーカー ギ・ド・シャセのオーナー親子。


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フランス人の男性は日本語ペラペラの営業のハンサムガイ。

ご来店頂く生産者関係の方々は、日本に売りたい!アジアに売っていい輸出先として関係を築きたい!と思っているのか、たまたまの縁で日本に買ってもらってるのか、無理して売らなくても売れるんだけど旅行気分できてみた感じなのか、生産者の熱の入り方は繊細に伝わってきます。

こちらの生産者は古くから続く貴族らしく、ゆったりまったり、厳格に堅実に、ママを見ればこれぞ「ざ~ます」系な雰囲気で、それはそれで面白かったり。


イギリスにかなりの輸出をしているとの事で、顧客は古くからレストランではなく個人消費で無くなるとの事。

内容は特筆すべきものがありました。

全日本最優秀ソムリエの阿部誠さんのお店でも採用されているらしいです。

採用したいが、物が3か月待ちとか・・・・・



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スタッグス・リープの新しい醸造責任者マーカス・ノタロ氏来日に伴いメーカーズ・ディナーに参加させて頂く。

お名刺交換する、同席させて頂いた酒類卸の会社の方々は皆さん超有名業者の方ばかりで「私なんぞがここに居ていいの???」





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まずは乾杯。
こいつはスタッグス・リープの物ではないんですがね~、ということで
ミッシェル・ブリュット(ドメーヌ・サン・ミッシェル)
CD,PN,PG  シャンパン方式
スッキリ、バランスの取れたシトラス系。


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アヴィータ ソーヴィ二ヨン・ブラン 2013年 4790円
半分樽醗酵。
とろみがあり、アプリコット、杏、程よいビター具合。
香りはシトラス、柑橘があるが味わうとかなりの完熟系でトロピカルフルーツの感じもある。
ロワールとは全く別物ですし、ニュージーランドのSBとも異なる。
聞けば、40%程ソーヴィ二ヨン・ムスクというソーヴィ二ヨン・ブランの亜種ともいえる品種がブレンドされているとか。




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カリア シャルドネ 2012年   6220円 
こちらも完熟具合がしっかり出ていて樽の利かせ方はなかなかの上品テクニックを持っている。
酸が少なくミネラル感も少ない。
とろみを感じライムを少し感じるがミネラル感に欠け厚みはあるがゆるい印象。
酸の締りももう少し欲しいところ。
美味しいですけど正直に感じた厳しめなコメントで。。



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アルテミス カベルネ・ソーヴィ二ヨン 2011年   11000円
立ち上がりは青い香りがするも徐々に消える。
元気で健康的。
タンニンはとてもソフトでデリケート。
ここで気づいたのには、ポムロールなどで感じる、ミネラル感がない(個人的にそう思ってます。)粘土質な土壌と言われてるところのワインに感じる味わいだな、と思ったこと。

石灰質のミネラル風味を好む自分としてはややパンチと締りに掛ける複雑さにいまいち奥行きが欠ける印象。
とっても美味しいのですよ。

ただ、パリスの審判とも言い伝えられる例のエピソードからの期待とブランドイメージが先行しすぎて、期待しすぎる。。

※【パリスの審判】

ギリシャ神話にパリスの審判(Judgement of Paris)という挿話があります。
王子パリスがゼウスの命により、三人の女神の中から誰が最も美しいかを判定させられるという(実に悩ましい !?)物語です。

これとそっくりの実話がワインの世界にもあったのです。


1976年、アメリカ建国200周年の記念行事として「フランスvsアメリカ」のワイン対決が開かれました。
審査方法はブラインド・テイスティング(ワインの銘柄を隠した試飲会)。

会場はパリ、9名の審査員は全てフランス人と、どうみてもフランスびいきの設定の中、フランスとカリフォルニアのワインが赤白10本ずつ供されました。

結果は???????????・

驚きのトップ3。

【赤ワイン】(審査対象:仏ボルドー4本とカリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョン種黒ぶどうから造られた6本)

第1位:スタッグス・リープ            1973年(米カリフォルニア)
第2位:シャトー・ムートン・ロートシルト     1970年(仏ボルドー)
第3位:シャトー・オーブリオン          1970年(仏ボルドー)

1976年の出来事で確かにワインの歴史はひっくり返った(その後にも検証会が行われたがことごとく・・・)


でも随分前のお話しで、醸造家も変わってるからね。ここは厳しく審査しなければ。

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SLVエステート カベルネ・ソーヴィ二ヨン 2005年 24200円
塩味旨みのような感じ。
海の影響かと思って聞いてみたが、海からは15kmと遠く、影響はないそう。
右岸バックVTに時折感じるので、粘土質の熟成ワインにある旨みな感じかな?

火山性土壌もありとの事。
ナチュラルスムースでこちらも非常に品があり、美味い。
あとはプライスだな。

ココア、リコリス、きめ細かいタンニン。

いいワインだ。


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最後に、醸造責任者マーカス・ノタロ氏と。

実はこの日飲んだワインは彼の手によるものではありませんでした。
2012年から入社なのでね。

トスカーナのアンティノリの醸造に携わり、ワシントン州のコル・ソラーレの醸造長を経てのスタッグス・リープ。


元は、酒屋にお勤めのお兄ちゃんだったところからの今らしい。

すげー。私にもそんな人生待っているのか???

醸造上のメカニカルな改革を行っていて、彼の手掛ける2012年以降のVTはもう少し果実味が前に出た造りになっているとの事。

せっかくお会いさせて頂いたし、彼のVTも試してみたい。


お招き頂き大変光栄でした。少々厳しめのテイスティングコメント書いちゃいましたがビジネスが絡むと仕方なし。

お客様に代わって先に試飲する立場としては、ブランド先行なプライスがどうにかならんものか???

生意気言ってすみません!


ご馳走様でした!!
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  • Author:ワインハウス センチュリー
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    シニアソムリエ3名を含む6名のソムリエ資格保持者が常駐するワインショップ。

    阪神間を中心に、ワインを中心としたお酒の卸小売りの会社です!
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